第39回神奈川県社会人サッカー選手権大会
(兼2部昇格トーナメント兼全国社会人サッカー選手権大会関東予選県代表決定戦兼神奈川県サッカー選手権大会社会人代表決定戦)
1次トーナメント*試合は40分ハーフ(延長なしPK戦)
〔1回戦〕
〔Cブロック〕
2019.12.01(Sun) 12:50KO
会場:馬入ふれあい公園サッカー場(人工芝)
天気:晴
観衆:100人(目測)
藤沢ユナイテッドFC(3SS1位) 2-0(1-0) Glanz FC(3E1位)
得点者
1-0 15分:9相澤 良介(藤沢ユナイテッドFC)
2-0 46分:7山中 透 (藤沢ユナイテッドFC)
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藤沢ユナイテッドFC スタメン()内は生年月日/年齢/前所属チーム
11米山 14金澤
7山中 9相澤
8高松 10関口
3齋藤 6大饗 2片倉 5和田
16五味
GK16 五味 茂樹(1981.07.09/38歳/SCH.FC(神奈川県2部))
DF 2 片倉 友輔(1995.12.08/24歳/SCH.FC(神奈川県2部))
DF 3 齋藤 海斗(1999.01.13/20歳/湘南工科大附属高)
DF 5 和田 基嗣(1992.08.11/27歳/日本体育大学)
DF 6 大饗 浩希(1986.08.15/33歳/YSCC横浜(J3))
MF 7 山中 透 (1996.10.15/23歳/横浜FC鶴見JY→星槎国際湘南高)
MF 8 高松 峻醐(1999.09.12/20歳/湘南工科大附属高)
MF 9 相澤 良介(1986.04.06/33歳/横浜創英高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
MF10 関口 一海(1985.01.28/34歳/藤沢翔陵高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
MF11 米山 雄斗(1984.06.16/35歳/清水東高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
FW14 金澤 隆太(1998.10.29/21歳/横浜FCユース→神奈川大学)
スタメン平均年齢:28.00歳
藤沢ユナイテッドFC 選手交代
50分(後半10分) 14金澤 隆太 → 4仕子 翼 (1998.11.29/21歳/湘南工科大附属高)
56分(後半16分) 6大饗 浩希 → 15広瀬 慎太郎(1988.03.31/31歳/神奈川県教員SC→六浦FC→YOKOHAMA FIFTY CLUB(神奈川県1部))
64分(後半24分) 8高松 峻醐 → 18鷹野 裕 (1989.05.25/30歳/アルビレックス新潟シンガポール)
78分(後半38分) 9相澤 良介 → 17関口 裕隆 (1997.10.12/22歳/国士舘大学)
藤沢ユナイテッドFC 警告・退場
79分(後半39分):4仕子 翼(警告)
シュート 7(前 3後 4)
ゴールキック 8(前 4後 4)
直接FK 8(前 4後 4)
間接FK 3(前 2後 1)
オフサイド 5(前 2後 3)
PK 0(前 0後 0)
CK 5(前 1後 4)
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Glanz FC スタメン
17大竹 33作井 11田中
7池野 10山口
4高橋
16齋藤 5近藤 23大森 2佐藤
13小林
GK13 小林 正吾(向の丘工業2002)
DF 2 佐藤 涼 (横浜創英2017)
DF23 大森 泰 (東京高校2017)
MF 5 近藤 崚人(横浜創英2016)
DF16 齋藤 翔太(横浜創英2017)
MF 4 高橋 謙介(横浜創英2014)
MF10 山口 順也(実践学園2016)
MF 7 池野 洸規(横浜創英2014)
FW11 田中 佑弥(横浜創英2015)
FW33 作井 由樹(横浜創英2017)
MF17 大竹 真平(横浜創英2017)
Glanz FC 選手交代
51分(後半11分) 17大竹 真平 → MF25大西 泰成(横浜創英2017)
54分(後半14分) 33作井 由樹 → MF 9田中 敏史(横浜創英2016)
59分(後半19分) 23大森 泰 → DF15荒木 智琉(横浜創英2016)
64分(後半24分) 11田中 佑弥 → FW18松澤 迅(横浜創英2018)
72分(後半32分) 7池野 洸規 → MF19原薗 海斗(横浜創英2017)
Glanz FC 警告・退場
31分(前半31分):23大森 泰 (警告)
50分(後半10分): 5近藤 崚人(警告)
シュート 12(前 6後 6)
ゴールキック 7(前 4後 3)
直接FK 13(前 7後 6)
間接FK 5(前 2後 3)
オフサイド 3(前 2後 1)
PK 0(前 0後 0)
CK 3(前 1後 2)
*記録は管理人独自集計。(間違い等ありましたら、ご指摘お願いします)
============================================================
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1日に見た神奈川県社会人サッカー選手権1次T第3試合は藤沢ユナイテッドFCとGlanz FCとの対戦。
両チームともに初めてみるチーム。
藤沢ユナイテッドFCは昨年に県リーグ参戦を始めた「HOMIES FC Fujisawa」が改称したチーム。
昨年は県2部・デスペルーホ藤沢と提携関係を結び、楽し気な街クラブの雰囲気がHPからも見て取れていたが
今年誕生したエブリサ藤沢と並び、将来のJリーグ入りを標ぼうするようになった。
今年は既存の藤沢市役所、江ノ島フリッパーズ、デスペルーホ藤沢(以上、県2部)に
この藤沢ユナイテッドFC、エブリサ藤沢、トリトン藤沢、湘南藤沢スポーツコミュニケーション(同3部)と
何故か今年になってから藤沢の社会人チームが多く勃興し妙に元気だったりする。
もしかすると善行の県立スポーツセンターが東京五輪に向けた改修が進んでいるため
Jリーグ参戦となると、藤沢市には現状Jリーグを開催できるスタジアム自体無いので
スケールの大きな話になってしまうが、地域スポーツとアマチュア社会人スポーツの
発展のために、ここまで多くの社会人チームが誕生しているのかも知れない。
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藤沢ユナイテッドFC・応援席
藤沢ユナイテッドFC側には多くの観客と、こちらにも声出しサポーターの姿が。
(声出しサポーター氏については後述)
旗や幟を多く出すなど、街クラブらしい賑やかしが好印象な応援席だった。
対するGlanz FC(以下、Glanz)は横浜創英高校OBを中心に構成されたチームで今年創設4年目。
前述通りこのチームを見るのは初めてであるが、母体となっている横浜創英高校サッカー部の試合は
古い話となって恐縮だが2013年の高校総体神奈川県決勝で1度だけ見たことがある。
【参考】
2013全国高校総体神奈川県予選決勝戦 麻布大淵野辺高校 vs 横浜創英高校
この時の代が今のメンバーにいるのかどうか定かではないが、彼らのルーツとなっているサッカーは
足技のテクニックとパスワークが印象的なスタイルであった。
その横浜創英のDNAはOBチームのGlanzとなっても代々受け継がれているのだろう。
創設当初からこの昇格トーナメントに出場しこのトーナメントの壁に阻まれていたGlanz
今年からはクラブ存続のために創英OB以外からも門戸を開放した。
今季は上位がハイレベルなブロックに所属し、同じく昇格トーナメント出場が決まっていたLazo横浜と
最終節の直接対決で勝利し何とかトーナメントに出場権を得て今年こその思いがヒシヒシと伝わる熱いチーム。
この日の試合も直前の試合でPK戦敗退となったLazo横浜の分まで勝つぞと気合を入れていた。
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前半試合中(藤沢ユナイテッドFC9番・相澤選手)
藤沢ユナイテッドはこの試合の直前に元神奈川大の金澤、元FIFTYの広瀬、
元猛蹴の青野選手など緊急補強。
この昇格トーナメントのためになかなかのエグイ補強を行ってきた。
これは以前にも述べたけど、アマチュアの移籍ウインドーは原則自由とはいえ
組合せ抽選会が終わってからの補強は正直どうなのだろうと思う。
大学などの系列チームは、この時期になると大学リーグ公式戦を終えた1軍選手を連れてこれるなど
社会人県3部チームのための大会の趣旨から逸脱する可能性もあるゆえ、
県協会は今後移籍ウインドーのルール改訂を検討してもらいたい。
2019.12.01 1-0 前半15分:9相澤良介(藤沢ユナイテッドFC)
前置きが長くなったが試合の模様を。
悲願の県2部昇格を目指すGlanzとJ入りを目指す藤沢ユナイテッドFCの両者は
序盤から激しいぶつかり合いで始まる。
立ち上がりはファーストシュートは藤沢ユナイテッドが放ったが流れ的にはGlanzの圧力の方が
やや上かと思われたが試合が動いたのは前半15分。GlanzのGKとDFのふとした集中が緩んだ
隙を狙った藤沢ユナイテッド9番相澤がゴール前でボールを奪い即シュート!!
これが決まって藤沢ユナイテッドが幸先よい先制点を挙げることに。
相澤選手は猛蹴時代からシュートを撃つ際のポジショニングに優れた選手。
なんかよく分からないけど気づけば美味しい位置でゴールを奪うスタイルは30代になっても健在だった。
その後は1点を追うGlanzが横浜創英仕込みのドリブルとショートパスを生かした
スタイルで藤沢ユナイテッド陣内に攻め込むもシュートはGK正面だったりセットプレーを
生かしきれないなど1点が遠い流れ。前半は1-0で藤沢リードで折り返し。
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藤沢ユナイテッドFC・声出しサポーター、グレート・モカ氏
ハーフタイムに、藤沢ユナイテッド声出しサポーターのグレート・モカ氏(@mokadekaikoe)とご挨拶。
今年から藤沢の声出し応援を始めたとのこと。見た目のインパクトは凄い方だけど
話してみると明るく前向きで気さくな方で一安心。
この日はア〇パ〇マンキャラクターによる「偽計の兵」作戦だけでなく
前の試合で応援されていた相模原セカンドサポの方も友情応援されるなど心強いサポートも。
モカ氏の繰り出す応援はプリプリの懐かしい楽曲のチャントや、東北1部リーグ「盛岡ゼブラ」で
有名な「向かい風チャント」を藤沢版で歌うなど、面白いものばかりだった。
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藤沢ユナイテッドFC・横断幕(サムネイルをクリックすると拡大)
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後半試合中
2019.12.01 2-0 後半6分(46分):7山中透(藤沢ユナイテッドFC)
後半もほぼ互角の内容の立ち上がりだったが、後半6分、藤沢は14金澤のポストプレーから
右へ展開しその右クロスから11米山のシュート性の繋ぎを経てラストは山中が押し込み2点目をゲット!
この金澤を生かした一連の流れは藤沢の得点パターンの一つなのだろう。
2点を追わなくてはならなくなったGlanzは裏抜けやセットプレーなどで
藤沢ゴールに迫るものの、ポスト直撃弾や藤沢のベテランGK五味のファインセーブなどで
なかなかゴールを割ることが出来ない。
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試合終了間際、足が攣った山中選手、右隣は元横浜猛蹴・青野選手。
青野選手はこの日は練習時に怪我をしてしまいベンチ外に。
次戦は出場出来る状態に戻りそうとのこと。
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試合終了
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藤沢ユナイテッドFC挨拶
試合はこのまま2-0でタイムアップ!藤沢ユナイテッドがGlanzに勝利し
2回戦へ進出することとなった。
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藤沢ユナイテッドFCキャプテン・米山選手
試合後、やはり気になっていた藤沢ユナイテッドFCにおける横浜猛蹴率の高さについて
キャプテン米山選手本人に話を聞いてみることに。
元々は10番関口選手が藤沢の高校出身でスタッフに関口選手の先輩がいた関係から
繋がりが始まったとのこと。米山選手も一時いた横浜猛蹴legend(猛蹴OBチーム・横浜市リーグ所属)は
月間の活動日数が少なく「正直遊びのチーム」(本人談)と物足りなさを感じていたとのこと。
しかしながら35歳になっても若手よりも走りまくる運動量は素晴らしいのひとこと。
「猛蹴組なら一番走れる」(同)と豪語されていましたが、将来のJを目指すと標ぼうするチームながら
肩肘張らない雰囲気を作り出せるのは米山選手のキャラクターだからこそと。
それは、試合前の記念撮影シーンにも表れており・・・
というか、横浜猛蹴そのままのノリですね。これは(笑)
そんな米山キャプテンですが、相手選手との接触など怪我が心配になるプレーも散見されたので、
そこは気をつけて欲しい所。2回戦の活躍も期待しています!
【参考】横浜猛蹴時代の米山選手プレー集はコチラをクリック。
米山選手に続き藤沢ユナイテッドSNS担当をされている方ともご挨拶がてら話を伺うことが
出来たけど、彼らとしては将来のJリーグ入りを掲げているものの、もしこの昇格トーナメントで
敗れたとしても引き続き県3部であっても、このチームを藤沢市民に親しまれるチームとして
発信していきたいとのことであった。
この話を聞いて、彼らは何が何でも上を目指すことしか存在意義を見出すことしかできない
所謂Jリーグ原理主義とは違うチームなんだなということが分かって良かったですね。
チームの雰囲気も良い意味での社会人チームらしさを残しているし、サッカーのスタイルも
昔の横浜猛蹴な部分もあり、ベテランと若手が上手く噛み合った良いチームでした。
今後どこまで勝ち上がるか分からないけど、健闘を期待したいです。
一方、敗れたGlanzには掛ける言葉もなく・・・。
試合としては、セットプレーの精度がもう少し高ければという部分はありましたが
創英らしさが伝わる良いチームでした。
学生チームは代替わり期の継続が難しいことは上記tweetや他の学生系社会人チームでも
散見される話ではありますが、来季こそ悲願の県2部昇格を果たして欲しいところです。
Glanz FC関係者の皆さん、お疲れさまでした。
(選手名一部敬称略)
2019.12.01 藤沢ユナイテッドFC vs Glanz FCハイライト
得点経過
1-0 15分:9相澤 良介(藤沢ユナイテッドFC)1分00秒頃~
2-0 46分:7山中 透 (藤沢ユナイテッドFC)5分35秒頃~
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(兼2部昇格トーナメント兼全国社会人サッカー選手権大会関東予選県代表決定戦兼神奈川県サッカー選手権大会社会人代表決定戦)
1次トーナメント*試合は40分ハーフ(延長なしPK戦)
〔1回戦〕
〔Cブロック〕
2019.12.01(Sun) 12:50KO
会場:馬入ふれあい公園サッカー場(人工芝)
天気:晴
観衆:100人(目測)
藤沢ユナイテッドFC(3SS1位) 2-0(1-0) Glanz FC(3E1位)
得点者
1-0 15分:9相澤 良介(藤沢ユナイテッドFC)
2-0 46分:7山中 透 (藤沢ユナイテッドFC)

藤沢ユナイテッドFC スタメン()内は生年月日/年齢/前所属チーム
11米山 14金澤
7山中 9相澤
8高松 10関口
3齋藤 6大饗 2片倉 5和田
16五味
GK16 五味 茂樹(1981.07.09/38歳/SCH.FC(神奈川県2部))
DF 2 片倉 友輔(1995.12.08/24歳/SCH.FC(神奈川県2部))
DF 3 齋藤 海斗(1999.01.13/20歳/湘南工科大附属高)
DF 5 和田 基嗣(1992.08.11/27歳/日本体育大学)
DF 6 大饗 浩希(1986.08.15/33歳/YSCC横浜(J3))
MF 7 山中 透 (1996.10.15/23歳/横浜FC鶴見JY→星槎国際湘南高)
MF 8 高松 峻醐(1999.09.12/20歳/湘南工科大附属高)
MF 9 相澤 良介(1986.04.06/33歳/横浜創英高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
MF10 関口 一海(1985.01.28/34歳/藤沢翔陵高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
MF11 米山 雄斗(1984.06.16/35歳/清水東高校→神奈川大学→横浜猛蹴)
FW14 金澤 隆太(1998.10.29/21歳/横浜FCユース→神奈川大学)
スタメン平均年齢:28.00歳
藤沢ユナイテッドFC 選手交代
50分(後半10分) 14金澤 隆太 → 4仕子 翼 (1998.11.29/21歳/湘南工科大附属高)
56分(後半16分) 6大饗 浩希 → 15広瀬 慎太郎(1988.03.31/31歳/神奈川県教員SC→六浦FC→YOKOHAMA FIFTY CLUB(神奈川県1部))
64分(後半24分) 8高松 峻醐 → 18鷹野 裕 (1989.05.25/30歳/アルビレックス新潟シンガポール)
78分(後半38分) 9相澤 良介 → 17関口 裕隆 (1997.10.12/22歳/国士舘大学)
藤沢ユナイテッドFC 警告・退場
79分(後半39分):4仕子 翼(警告)
シュート 7(前 3後 4)
ゴールキック 8(前 4後 4)
直接FK 8(前 4後 4)
間接FK 3(前 2後 1)
オフサイド 5(前 2後 3)
PK 0(前 0後 0)
CK 5(前 1後 4)
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Glanz FC スタメン
17大竹 33作井 11田中
7池野 10山口
4高橋
16齋藤 5近藤 23大森 2佐藤
13小林
GK13 小林 正吾(向の丘工業2002)
DF 2 佐藤 涼 (横浜創英2017)
DF23 大森 泰 (東京高校2017)
MF 5 近藤 崚人(横浜創英2016)
DF16 齋藤 翔太(横浜創英2017)
MF 4 高橋 謙介(横浜創英2014)
MF10 山口 順也(実践学園2016)
MF 7 池野 洸規(横浜創英2014)
FW11 田中 佑弥(横浜創英2015)
FW33 作井 由樹(横浜創英2017)
MF17 大竹 真平(横浜創英2017)
Glanz FC 選手交代
51分(後半11分) 17大竹 真平 → MF25大西 泰成(横浜創英2017)
54分(後半14分) 33作井 由樹 → MF 9田中 敏史(横浜創英2016)
59分(後半19分) 23大森 泰 → DF15荒木 智琉(横浜創英2016)
64分(後半24分) 11田中 佑弥 → FW18松澤 迅(横浜創英2018)
72分(後半32分) 7池野 洸規 → MF19原薗 海斗(横浜創英2017)
Glanz FC 警告・退場
31分(前半31分):23大森 泰 (警告)
50分(後半10分): 5近藤 崚人(警告)
シュート 12(前 6後 6)
ゴールキック 7(前 4後 3)
直接FK 13(前 7後 6)
間接FK 5(前 2後 3)
オフサイド 3(前 2後 1)
PK 0(前 0後 0)
CK 3(前 1後 2)
*記録は管理人独自集計。(間違い等ありましたら、ご指摘お願いします)
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1日に見た神奈川県社会人サッカー選手権1次T第3試合は藤沢ユナイテッドFCとGlanz FCとの対戦。
両チームともに初めてみるチーム。
藤沢ユナイテッドFCは昨年に県リーグ参戦を始めた「HOMIES FC Fujisawa」が改称したチーム。
昨年は県2部・デスペルーホ藤沢と提携関係を結び、楽し気な街クラブの雰囲気がHPからも見て取れていたが
今年誕生したエブリサ藤沢と並び、将来のJリーグ入りを標ぼうするようになった。
今年は既存の藤沢市役所、江ノ島フリッパーズ、デスペルーホ藤沢(以上、県2部)に
この藤沢ユナイテッドFC、エブリサ藤沢、トリトン藤沢、湘南藤沢スポーツコミュニケーション(同3部)と
何故か今年になってから藤沢の社会人チームが多く勃興し妙に元気だったりする。
もしかすると善行の県立スポーツセンターが東京五輪に向けた改修が進んでいるため
Jリーグ参戦となると、藤沢市には現状Jリーグを開催できるスタジアム自体無いので
スケールの大きな話になってしまうが、地域スポーツとアマチュア社会人スポーツの
発展のために、ここまで多くの社会人チームが誕生しているのかも知れない。

藤沢ユナイテッドFC・応援席
藤沢ユナイテッドFC側には多くの観客と、こちらにも声出しサポーターの姿が。
(声出しサポーター氏については後述)
旗や幟を多く出すなど、街クラブらしい賑やかしが好印象な応援席だった。
191103 県社会人リーグ3部E Lazo横浜 0-2 GLANZ FCリーグ戦最終節、GLANZは昇格戦出場を、Lazoは無敗をかけての両者絶対に負けたくない熱いバトル。積年の悲願にこんな所で消えるわけにはいかないGLANZが、強い思いで昇格戦Tのラストチャンスを掴み取った! pic.twitter.com/P4XrJ9CdIv
— solaris*@bop神奈川&都内サッカー写真 (@bopsoccer) November 5, 2019対するGlanz FC(以下、Glanz)は横浜創英高校OBを中心に構成されたチームで今年創設4年目。
前述通りこのチームを見るのは初めてであるが、母体となっている横浜創英高校サッカー部の試合は
古い話となって恐縮だが2013年の高校総体神奈川県決勝で1度だけ見たことがある。
【参考】
2013全国高校総体神奈川県予選決勝戦 麻布大淵野辺高校 vs 横浜創英高校
この時の代が今のメンバーにいるのかどうか定かではないが、彼らのルーツとなっているサッカーは
足技のテクニックとパスワークが印象的なスタイルであった。
その横浜創英のDNAはOBチームのGlanzとなっても代々受け継がれているのだろう。
創設当初からこの昇格トーナメントに出場しこのトーナメントの壁に阻まれていたGlanz
今年からはクラブ存続のために創英OB以外からも門戸を開放した。
今季は上位がハイレベルなブロックに所属し、同じく昇格トーナメント出場が決まっていたLazo横浜と
最終節の直接対決で勝利し何とかトーナメントに出場権を得て今年こその思いがヒシヒシと伝わる熱いチーム。
この日の試合も直前の試合でPK戦敗退となったLazo横浜の分まで勝つぞと気合を入れていた。

前半試合中(藤沢ユナイテッドFC9番・相澤選手)
藤沢ユナイテッドはこの試合の直前に元神奈川大の金澤、元FIFTYの広瀬、
元猛蹴の青野選手など緊急補強。
この昇格トーナメントのためになかなかのエグイ補強を行ってきた。
これは以前にも述べたけど、アマチュアの移籍ウインドーは原則自由とはいえ
組合せ抽選会が終わってからの補強は正直どうなのだろうと思う。
大学などの系列チームは、この時期になると大学リーグ公式戦を終えた1軍選手を連れてこれるなど
社会人県3部チームのための大会の趣旨から逸脱する可能性もあるゆえ、
県協会は今後移籍ウインドーのルール改訂を検討してもらいたい。
2019.12.01 1-0 前半15分:9相澤良介(藤沢ユナイテッドFC)
前置きが長くなったが試合の模様を。
悲願の県2部昇格を目指すGlanzとJ入りを目指す藤沢ユナイテッドFCの両者は
序盤から激しいぶつかり合いで始まる。
立ち上がりはファーストシュートは藤沢ユナイテッドが放ったが流れ的にはGlanzの圧力の方が
やや上かと思われたが試合が動いたのは前半15分。GlanzのGKとDFのふとした集中が緩んだ
隙を狙った藤沢ユナイテッド9番相澤がゴール前でボールを奪い即シュート!!
これが決まって藤沢ユナイテッドが幸先よい先制点を挙げることに。
相澤選手は猛蹴時代からシュートを撃つ際のポジショニングに優れた選手。
なんかよく分からないけど気づけば美味しい位置でゴールを奪うスタイルは30代になっても健在だった。
その後は1点を追うGlanzが横浜創英仕込みのドリブルとショートパスを生かした
スタイルで藤沢ユナイテッド陣内に攻め込むもシュートはGK正面だったりセットプレーを
生かしきれないなど1点が遠い流れ。前半は1-0で藤沢リードで折り返し。

藤沢ユナイテッドFC・声出しサポーター、グレート・モカ氏
ハーフタイムに、藤沢ユナイテッド声出しサポーターのグレート・モカ氏(@mokadekaikoe)とご挨拶。
今年から藤沢の声出し応援を始めたとのこと。見た目のインパクトは凄い方だけど
話してみると明るく前向きで気さくな方で一安心。
この日はア〇パ〇マンキャラクターによる「偽計の兵」作戦だけでなく
前の試合で応援されていた相模原セカンドサポの方も友情応援されるなど心強いサポートも。
モカ氏の繰り出す応援はプリプリの懐かしい楽曲のチャントや、東北1部リーグ「盛岡ゼブラ」で
有名な「向かい風チャント」を藤沢版で歌うなど、面白いものばかりだった。


藤沢ユナイテッドFC・横断幕(サムネイルをクリックすると拡大)

後半試合中
2019.12.01 2-0 後半6分(46分):7山中透(藤沢ユナイテッドFC)
後半もほぼ互角の内容の立ち上がりだったが、後半6分、藤沢は14金澤のポストプレーから
右へ展開しその右クロスから11米山のシュート性の繋ぎを経てラストは山中が押し込み2点目をゲット!
この金澤を生かした一連の流れは藤沢の得点パターンの一つなのだろう。
2点を追わなくてはならなくなったGlanzは裏抜けやセットプレーなどで
藤沢ゴールに迫るものの、ポスト直撃弾や藤沢のベテランGK五味のファインセーブなどで
なかなかゴールを割ることが出来ない。

試合終了間際、足が攣った山中選手、右隣は元横浜猛蹴・青野選手。
青野選手はこの日は練習時に怪我をしてしまいベンチ外に。
次戦は出場出来る状態に戻りそうとのこと。

試合終了

藤沢ユナイテッドFC挨拶
藤沢ユナイテッド試合後挨拶 #コミュサカ #神奈川県社会人サッカーリーグ #県2部昇格トーナメント pic.twitter.com/ve1qItJ1IZ
— take‐05 (@take05fromm) December 1, 2019試合はこのまま2-0でタイムアップ!藤沢ユナイテッドがGlanzに勝利し
2回戦へ進出することとなった。

藤沢ユナイテッドFCキャプテン・米山選手
試合後、やはり気になっていた藤沢ユナイテッドFCにおける横浜猛蹴率の高さについて
キャプテン米山選手本人に話を聞いてみることに。
元々は10番関口選手が藤沢の高校出身でスタッフに関口選手の先輩がいた関係から
繋がりが始まったとのこと。米山選手も一時いた横浜猛蹴legend(猛蹴OBチーム・横浜市リーグ所属)は
月間の活動日数が少なく「正直遊びのチーム」(本人談)と物足りなさを感じていたとのこと。
しかしながら35歳になっても若手よりも走りまくる運動量は素晴らしいのひとこと。
「猛蹴組なら一番走れる」(同)と豪語されていましたが、将来のJを目指すと標ぼうするチームながら
肩肘張らない雰囲気を作り出せるのは米山選手のキャラクターだからこそと。
それは、試合前の記念撮影シーンにも表れており・・・
というか、横浜猛蹴そのままのノリですね。これは(笑)
2部昇格トーナメント1回戦vs GlanzFC⚪︎スタメン⚪︎GK#16五味茂樹DF#2片倉友輔#3齋藤海斗#5和田基嗣#6大饗浩希MF#7山中透#8高松峻醐#9相澤良介#10関口一海#11米山雄斗 ©︎FW#14金澤隆太#藤沢ユナイテッドFC pic.twitter.com/jkBEH6eS7c
— 藤沢ユナイテッドFC 🔜 2部昇格2回戦🔥12/15(日)19:05海の公園🆚MADCAP横浜 (@fujisawaunited) December 1, 2019そんな米山キャプテンですが、相手選手との接触など怪我が心配になるプレーも散見されたので、
そこは気をつけて欲しい所。2回戦の活躍も期待しています!
【参考】横浜猛蹴時代の米山選手プレー集はコチラをクリック。
米山選手に続き藤沢ユナイテッドSNS担当をされている方ともご挨拶がてら話を伺うことが
出来たけど、彼らとしては将来のJリーグ入りを掲げているものの、もしこの昇格トーナメントで
敗れたとしても引き続き県3部であっても、このチームを藤沢市民に親しまれるチームとして
発信していきたいとのことであった。
この話を聞いて、彼らは何が何でも上を目指すことしか存在意義を見出すことしかできない
所謂Jリーグ原理主義とは違うチームなんだなということが分かって良かったですね。
チームの雰囲気も良い意味での社会人チームらしさを残しているし、サッカーのスタイルも
昔の横浜猛蹴な部分もあり、ベテランと若手が上手く噛み合った良いチームでした。
今後どこまで勝ち上がるか分からないけど、健闘を期待したいです。
創設4年目、学生チームが3年以上の継続が難しいと言われている中で大きな変革を迎え、乗り越えた1年でした。ですが昇格戦の壁、1勝を掴む至難さを改めて痛感させられ今季の幕を閉じました。相手が直前で選手補強、それこそ自分達が質の良い戦いをしてきた証です。ご声援、ありがとうございました。 pic.twitter.com/ikWEKPyDvq
— GLANZ FC (@GLANZFC2015) December 10, 2019また、今季を持ちまして4年間監督を務めた下池が退任します。「昇格戦過去4年間でたったの1勝、3年連続初戦敗退。退任理由が結果ではないにしろ、2部昇格を目標とするチームには不十分すぎる結果でした。申し訳ない気持ちで一杯です。4年間という短い間でしたが、御声援ありがとうございました。」 pic.twitter.com/KaEZJFtEGO
— GLANZ FC (@GLANZFC2015) December 10, 2019一方、敗れたGlanzには掛ける言葉もなく・・・。
試合としては、セットプレーの精度がもう少し高ければという部分はありましたが
創英らしさが伝わる良いチームでした。
学生チームは代替わり期の継続が難しいことは上記tweetや他の学生系社会人チームでも
散見される話ではありますが、来季こそ悲願の県2部昇格を果たして欲しいところです。
Glanz FC関係者の皆さん、お疲れさまでした。
(選手名一部敬称略)
2019.12.01 藤沢ユナイテッドFC vs Glanz FCハイライト
得点経過
1-0 15分:9相澤 良介(藤沢ユナイテッドFC)1分00秒頃~
2-0 46分:7山中 透 (藤沢ユナイテッドFC)5分35秒頃~

